2015年10月29日(木) 新宿末広亭10月下席 夜の部
夜の部
円太郎(正朝代演) 粗忽の釘
小満ん 牛ほめ
(中入り)
市江 権助魚
昭和こいるあした順子 漫才
はん治 妻の旅行
伯楽(雲助代演) 目黒の秋刀魚
翁家社中 太神楽
市馬 猫の災難昼は円丈、夜は市馬が主任。
夜の19:00に入場。
平日夜だというのに、かなりの入場者。
正朝代演、
円太郎「粗忽の釘」。
ここから。
隣家で馴れ初めを語っているクライマックス。
もっと笑いがあっていい場面だが、客席はおとなしかった。
小満ん「牛ほめ」。
この人では初めて聞く。
ところどころ初めて聞くセリフが入っていて、不思議な味わいだった。
サゲの件は御愛嬌。
ここで、中入り。
市江「権助魚」。
二つ目枠。
権助をやらせると、物凄く下品な人になっちゃう場合が多いけれど、
この人がやると根っから人の良いキャラが出ていて、好感を持った。
今後期待して聞こうと思う。
昭和こいるあした順子の漫才。
2人がコンビを組み始めてしばらくたつけれど、じつは初聞き。
どこまで台本?どこまでアドリブ?
キャリアを積んだ芸人さんの芸って、すごいな、と思わせる。
はん治「妻の旅行」。
けっこう上品で反応の薄い客が多いなか、いちばん笑いをとっていたのはこの人。
進境著しい。
雲助代演、
伯楽「目黒の秋刀魚」。
この人は手を抜くときとそうでない時がはっきりしてるけれど、
今日はどういうわけか、ずいぶん気合いが入った高座だった。
前方ではん治がウケにウケていたので、火が点いたのかな。
ともかく、けっこうでした。
翁家社中の太神楽。
小楽と和助の和傘、和助の毬と撥、最後に2人でナイフ。
夜主任・
市馬「猫の災難」。
丁寧な高座。
熊さんがあれだけのことをやっているのに、下品に見えないのは、この人の柄。
ただ、物凄い計算を重ねて話が進められていく、その手腕が透けて見えるんですよね。
そこを隠してこそ、だと思います。
もっと面白くなると思います。
(比べちゃなんだが、このネタで現役最高なのは、前に上がった、はん治だと思ってます。巧まざるすっとぼけのおかしさ!)
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